鉛筆への熱い想いが伝わります、BLACKWING(ブラックウィング)。今回は「200」です

01書くもの

皆さんこんにちは! きっかけは些細でも、知れば知るほど奥深さや哲学、ポリシーに惹かれていくこと、ありませんか? 今回、ソレです。私、本当に浅はかといいいますか、「うわー、かっこいいデザインだな、でも高いけど楽しそうだから買ってみよう!」というきっかけで以前購入した鉛筆。。それがBLACKWINGでした。かっこいいです。

Blackwing Volume 200(ブラックウィング200)

じゃん! いかがでしょうか? めっちゃステキなデザインですよね! 美しいです。購入した理由は、ざっくり言えばそれです。強いて言えば、鉛筆にしては少々お高いけど素敵だから買おう!と思い購入しました。そして、せっかくだから調べてみよう!と思いいろいろ読んでいくうちに、、アツい想いに惚れてしまいました。

Blackwing Volume 200 由来

ブラックウィング 200は、古き良きコーヒーハウスとコーヒーハウスから生まれた文化への賛辞です。
(現在Blackwingホームページは閉鎖中です)

ボディ:メタリックな銅色は、1950~60年代に多くのコーヒーハウスで見られたクラシックな銅製の焙煎機に着想を得た、とのこと。
数字「200」:コーヒーベリーを焙煎機で熱した際、コーヒーベリー内部の温度が200℃に達すると
焙煎のプロセスが始まり、コーヒー豆の姿に生まれ変わることに因む、とのこと。
硬度:芯の硬さは、近所のコーヒーハウスでインスピレーションをメモするのに適したファーム芯を採用。
すごいと思いませんか? 何気なくかっこいいなという気持ちで購入したのですが、商品への、いやこれはもう作品ですね。竹中工務店さんが建築したものを「作品」と呼ぶのと同じです。こんなの読んでしまったらファンになってしまいます。何よりも敬意を感じます。すごいな、Blackwing!!

芯の濃さはオリジナルです

芯の硬度は通常HB、2Bなどの表記ですが、BLACKWINGではオリジナル4種類を設定しています。
柔らかいソフトは3B、硬めのファームはB、中間でスムーズなバランスは2B、最も硬いエクストラファームはHBに相当します。Blackwing200はファーム芯なので、いわゆる「B」なのですね。

でも、やっぱり美しいデザイン!

でも! やはり一番はこの美しいデザインでしょう! 画像の金具、「フェルール」というそうです。フェンシングで聞くようなネーミングですね。そしてボディの高級感!若干光って見えるのは私だけでしょうか?? あと、消しゴム!このような形状の鉛筆消しゴム、見たことないですよね!

最後に、少しだけ歴史

BLACKWINGが生まれたのは1930年代のドイツ。Eberhard Faber(エバーハード・ファーバー)社が製造していたこの鉛筆は、音楽家や小説家など、名高いクリエイターが愛用していることで広く知られていました。しかし、度重なる企業買収により生産の品質確保が困難となったため、惜しまれつつ1998年に生産中止になりました。市場から姿を消したBLACKWINGを求めて、一時オークションなどで価格が高騰するなどしたそうです。
そんな中ユーザーから、カリフォルニアシダープロダクツ社の生産するオリジナル鉛筆〈PALOMINO〉の書き味が〈BLACKWING 602〉に近いとの声が上がり、これをきっかけに〈PALOMINO〉のシリーズの1種として復刻されることになりました。。。

色々、長々とお読みいただきありがとうございます! 本日紹介しました鉛筆、購入時と今では、私自身の想いも全然違います! いまBlackwingさんのファンになっています。やはり、商品(作品)への想いを伝えるってすごく大切なのですね!
他にもBlackwingさんの鉛筆ありますので明日もう一つ紹介したいと思います!