皆さんこんにちは！ 今回も前日に続き、鉛筆の硬度について投稿したいと思います。以前の投稿では、鉛筆のラインナップ（硬度の種類）について紹介させていただきましたが、今回は小学校で推奨されている硬度についても少し触れたいと思います。
けっこう芯の太さが違います
なかなかいいアングルで撮れました（笑）。採光の関係で見にくいかもしれませんが、、９本ある鉛筆、一番左が「４H」、一番右が「４B」です。段々芯が太くなっていくのが分かります。
少しピントが合っていないのはご容赦ください。２本だけで比べてみました。左が「４B」右が「４H」です。こうしてみるとかなり太さに違いがあることがわかります。
売上構成が20年で大きく変わったようです
私みたいないい大人は、鉛筆の硬度=HBでしたが、今はそうでもないようです。鉛筆メーカー「トンボ鉛筆」によると、鉛筆硬度別売上比率が大きく変わっているとのことです。
1999年：HB…43％ 2B…22％ B…21％
2019年：2B…51％ HB…20％ B…17％
かなり売上比率が変わっていますね！
いろいろ理由はあるのでしょうが、小学校が「濃い鉛筆」を推奨するようになったからでしょう。
昔は「鉛筆を用意してください」でしたが、今は「濃い目の鉛筆を用意してください」に変わったようです。知らなかった！
濃い鉛筆を使用する理由はやはり一番は、筆圧の弱さでしょう。大人と比べれば当然筆圧は弱いですし、さらに今の子供たちは昔と比べて筆圧が弱くなっているみたいです。理由は指先を使う動作が減っているから。たしかに指先を使って、何か工作するという機会は少なくなったような気がします。
次に「消しやすい」から、というのもあるでしょう。硬度が高い鉛筆は、消しゴム使用時に少し強く消さないと消えませんよね。お子さんが消しゴムを強く使うと紙を破いてしまうことも考えられます。
三つめは、文字の強弱がつけやすいからだと思います。濃く、太く、書きながらはらいを太→細、のように整えることもできます。太い文字はきれいに見えますよね。これはペンにも共通します。細いペンは上手に見せるのが難しい。
小学生推奨硬度は？
小学生の皆さんが使う硬度ですが、
■低学年…２BまたはB
まずは2Bからスタートさせて、その後の筆圧を確認しながらBにするルートがよいと思われます。
■中学年…２BからHB
中学年になると筆圧の違いが大きくでてくるため、強い方は硬度をあげると良いと思われます。
■高学年…BまたはHB
このころになると、シャープペンも登場します。また、硬度を自身で決められるようになっていると思われます。学校や教室によっては、使用を認めるところも出るようです。ちなみに私が小学生の時、担任の先生にシャーペンでしっかり字が書けるかテストをして、合格をもらってからシャープペンに変えました。懐かしい思い出です。
長々とお読みいただきありがとうございました。最近の鉛筆事情と硬度について小学生目線で投稿しました。次は実際に書いてみたいと思います！
