京傳千代紙A 江戸時代のシュール画が現代に、、ついでに千代紙と折り紙の違いも

09ハッピーセットと雑貨群

皆さんこんにちは! 鉄道好きな人、いろいろ種類がありますよね。車両が好きな人、鉄道歴史が好きな人、駅舎が好きな人、ぜーんぶ好きな人などなど。文具好きの皆さんも傾倒というものがあるのかもしれません。文具全般好きなのだけれど、特に紙モノが好き!という方多いと思います。今回は「紙」なのですが、ファンシーとは程遠いのですが、不思議な楽しいシュールな「紙」(千代紙)です。

「京傳千代紙」(きょうでんちよがみ)

じゃん! こちらはパッケージです。日本史を知らずとも、思わず目に入ってしまいます。
「京傳千代紙」(きょうでんちよがみ)です!(AとB、2種類展開されています)
パッケージがすでに独特の雰囲気を醸し出しています。

山東京伝(さんとうきょうでん)さんの作品

パッケージの裏側です。「江戸時代のマルチアーティスト山東京伝の「小紋雅話」寛政二年(1790年)の図案をコチャエが再現・彩色した千代紙六種」とあります。
山東京伝さん(さんとうきょうでん)…江戸時代後期の浮世絵師、戯作者(18世紀後期、江戸で流行した通俗小説などの読み物の総称)
小紋雅話(こもんがわ)…小紋模様のデザイン柄集みたいなもの。山東京伝さんにおいては、世相を洒落やもじりで巧みに描いたパロディデザイン。

このデザインたちを再現されたのが「コチャエ」さん

ちっちゃくてごめんなさい。と思ったら、開封を進めると、コチャエさんのロゴが思い切り登場! コチャエさん、とってもすてきな紙製品を世に送り出している会社さん?(デザインユニット)です。コチャエさんのホームページにも、京傳千代紙を紹介していますが、ひたすら画像のみ(^▽^)/。いいですね!
京傳千代紙紹介サイトはコチラからどうぞ!
そして、封を開けると、「豊」のような文字が登場、開封が楽しみです!

開封~全6種です

6種類×各5枚、合計30枚入っています、税込み660円。紙のサイズは105mm×105mm、一般的な折り紙よりひとまわり小さいです。では作品を!
入浴中ですね。すごろくに登場してくる図案みたいです。お風呂に入って一回休みの意味もあるのだとか。

接吻です。接吻の際、ネギを食べたのか?口が臭い、のようなやりとりみたいです(京伝の添え書き)。

おうむ石(せき)。歌舞伎のせりふを真似る練習用として、特に有名なせりふだけを書き抜いたもの、だそうです。

かたつむりを巴に。まいまいとまいない(賄賂の古くからの言い方)をかけて政治を風刺しています。

力持ちの曲芸(見世物)の文様です。

雨の文様。小野小町が雨ごいの歌を詠んで功を奏したことが添え書きされているとのこと。

説明書きも丁寧です

千代紙とともに、説明書き兼折り紙の折り方を紹介しています。なつかしいな、手裏剣! かぶとも折った折った!

千代紙と折り紙の違い

せっかくなので最後に。折り紙と千代紙の違いって何でしょう。そういえば考えたことあまりないですね。和紙で作られた模様入りの正方形の紙を千代紙、洋紙で作られた正方形の紙を折り紙と呼びます。千代紙は、絵柄が印刷されたり、模様が入った和紙で、折り紙や紙人形の衣装、工芸品や化粧箱の装飾など、様々な用途に使われます。一方、折り紙は、紙を折って形を表現する技法、遊戯を指します。なるほどですね、勉強になりました!
いろいろ作品作りもよいですが、他にも用途はありそうですね! ぜひ皆さんもおひとつ!