こんばんは。昨日は足切について、施工から私見を述べさせていただきました。
実は本日、現場歴超ロング!の方に今年の施工問題を見ていただきました。お忙しい方ですのでわずかな時間しかお話しできませんでしたが、、ただその方から言わせると、今年の施工は易しかったと! いやいや、今年の施工は4科目で一番難しいといわれているのですよ!とお伝えしたら、「えっ、そうなの?」と一言。百戦錬磨の技士からすれば、易しい問題たちだったのでしょう。そこで、施工が難しく感じる理由について考えてみました。すでに学科突破見込みで設計製図に進む方には不要な投稿かもしれません。。
シンプルな話 学科Ⅳ=4番目

施工という科目が学科Ⅰだったらどうでしょう? 独学の方は、きっと過去問題集を購入すると思います。問題集を開くと、当たり前ですが学科Ⅰからですよね。つまり過去問題で最初に目に入るのが「学科Ⅰ」です。従来試験・独学の方が初めて触れる問題たちは「計画」です。初めて触れる学科Ⅰが「施工」だとしたら、多くの受験生はきっと施工から着手すると思います。もしかしたら、、ですが学科Ⅳが施工ゆえ、後回しにされたことで点数が伸び悩む、有り得るのではないでしょうか。
設計製図試験では一番存在感が薄いから?

設計製図試験は、いわゆる実技試験です。要求図書に沿って、施主の夢を実現するための実技試験です。過ごしやすい空間にするための知識=計画(学科Ⅰ)、確認申請が通るレベルの建物(学科Ⅱ)、小屋伏図の知識(木造の場合)=構造(学科Ⅲ)、これらの知識を駆使して臨みます。そのため学科で得た計画・法規・構造の知識は、設計製図に活かせますが、施工の知識が設計製図試験で活かされることはあまりありません。もしかしたら、設計製図試験で施工の知識が活かされないなら、学科で振るいにかける、考えてしまいます。
来年も施工が難しいの?

来年受験される方にとってはすごく気になりますよね。私ならめっちゃ気になります。ごめんなさい、わかりません。が!今年は施工がやや難しいものでしたが、「法規」と「構造」を攻略することには変わりありません。どの科目においても、今年より「やや難しくなる」ことを想定して臨むことがベストです。また、2級建築士の次は1級建築士にチャレンジ!という方でしたが、2級の計算問題は完ぺきにしないといけないですし。合格率ですが、来年も35~40%以下くらいで推移すると思われます。
ですので、翌年受験される方は、どの科目が難しくなっても合格できるような力を付けて臨みましょう。
「法規」または「構造」から着手することをお勧めします!
法規という科目でいえば、翌年までは、「4号特例改正前」で出題される最終年です!現行法規で合格するには、とにかく来年です!
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