前回一級建築士学科試験における各科目を簡単に紹介させていただきましたが、続いては二級建築士についても各科目を紹介したいと思います。
一番取り掛かりやすい科目・広範囲
試験時間:計画と法規で3時間(180分)
問題数:25問(基本足切:12点以下不合格)
まずは計画です! 計画原論や各論など、建築系大学や専門学校で学んだ部分が試験範囲と被っており、日本語として一番理解しやすい科目です。ただし学校で学んだから=すぐ得点がとれるかといえばそうではありません。初めて問題に触れる方は、意外と難しく感じるのではないでしょうか。
ざっくりですが、得点アップのコツは計画原論は原理現象の理解、各論は過去出題の用語や数値を覚える、設備機器の定義理解、です。
試験範囲が広いため、25点満点で20点程度取れるようになったらその先の得点アップが難しくなります。20点を目安に他科目に力を注げるようにしましょう。
■出題分類と令和5年出題数■
◇計画原論 R5年8問出題
気候・空気 2
熱 1
光 1
音 1
色彩 1
用語・単位 1
その他 1
◇計画各論 R5年8問出題
住宅建築 2
商業建築 1
公共建築 2
各部計画 3
建築生産 0
都市計画 0
用語 0
◇建築設備 R5年7問出題
空気調和設備 1
給水設備、排水・衛生設備 2
電気・照明設備 1
消火・防災設備 1
環境・省エネルギー 1
用語 1
その他
◇建築史 R5年2問

